診療案内
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人は音源から生じた空気の振動を感じて音を認識し、音により生じた鼓膜の振動は、鼓膜の奥の小さな骨(耳小骨)を伝わり内耳に到達します。内耳では振動を電気信号に変換し、聴神経を伝わり脳へ到達して音として認識されます。難聴は、この工程が障害される事で起こります。音の振動がうまく内耳まで伝わらない事で生じる難聴を伝音声難聴といいます。内耳が障害されたり聴神経がうまく伝達できなかったりする事で生じる難聴を感音難聴といいます。
ウイルスや細菌が副鼻腔に感染する病気です。かぜをひいた後に生じる事が多く、かぜに続いて細菌感染が副鼻腔にもたらされます。膿のような鼻汁が出て、限られた空間に膿がたまるため、頬や目の奥が痛みます。頭痛、頭重感、発熱などを伴う事もあります。小児は大人に比べて副鼻腔炎になりやすい傾向があります。速やかに薬物治療を開始する事で、慢性副鼻腔炎に移行しないケースがほとんどです。当クリニックでは、鼻腔ファイバー検査を施行し確定診断をした後、適切な抗生物質と適切な投与期間を選択し、慢性副鼻腔炎へと移行しないよう治療を進めてまいります。
急性扁桃炎は、主に外界からの細菌やウイルス感染が原因で炎症が生じる疾患です。特に子どもや若年層でよく見られます。主な原因は、ウイルスや細菌による感染です。
甲状腺は、首の前部に位置する蝶の形をした小さな器官で、代謝を調節するホルモンを分泌します。甲状腺に関連する病気は多く、それぞれ異なる症状や治療法が存在します。以下は代表的な甲状腺の病気についての説明、症状、治療法です。血液検査(ホルモン検査)や画像検査、細胞検査を行って診断していきます。
さまざまな疾患(内耳性、脳神経、全身疾患など)でめまいが生じます。特に耳鼻咽喉科で取り扱うめまいは内耳(三半規管や前庭)が原因の回転性のめまいで重心動揺計や眼振検査にて脳梗塞等が疑われた場合は神経内科や脳外科のある病院に紹介しています。耳鼻咽喉科で取り扱う代表的な疾患を取り上げます。
睡眠中に呼吸が繰り返し一時的に停止するか、極端に減少する疾患です。睡眠中、平均して1時間に5回以上起こり、それぞれ呼吸停止が10秒以上認められる場合には、この疾患の可能性があります。これにより、血液中の酸素濃度が低下し、身体は頻繁に目覚めるため本来の睡眠はとれず、常に心臓や脳などに負荷がかかるため高血圧症や狭心症、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす原因になるといわれています。できるだけ早く診断し、治療をはじめる事が大切です。
アレルギー性鼻炎は、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が鼻の粘膜に接触する事で起こる鼻炎の一種です。スギ花粉などによって引き起こされる季節性アレルギー性鼻炎と、ダニやハウスダストなどによって引き起こされる通年性アレルギー性鼻炎がありますが、どちらも併存する事もしばしばあります。
突発性難聴は、突然発症する原因不明の一側性の内耳性(神経)難聴です。通常、数時間から数日の間に急激に聴力が低下し、日常生活に大きな影響を与えます。早急な診断と治療が重要です。
年齢とともに聴力が変化する事は、「加齢性難聴(Presbycusis)」として知られています。この現象は、40代から始まり、加齢に伴って徐々に進行します。年齢と聴力の変化についての主なポイントを挙げます。
当クリニックでは、11月1日から新しいタイプのインフルエンザワクチン(フルミスト®︎点鼻液)の接種を開始いたします。